言葉って、いつ、どうやって出来たんだろう?

おい、山田君!ディカプリオにオスカー像1個あげて!って、全然シャレになってねぇな。完全に無冠の帝王じゃん。スコセッシと組んでるのが悪いのか?デ・ニーロも『タクシードライバー』でノミネートはされたモノの、オスカーは獲れなかったしな。スコセッシ自身は『ディパーテッド』で監督賞・作品賞を獲ってるけど、コレ、元々は香港映画『インファナル・アフェア』のリメイクなんだよねぇ。なんて言うか、ディカプリオにしても、スコセッシにしても、才能ねぇんじゃねぇの?って思うわ。イヤ、アカデミー会員に見る目がねぇってコトにしておこう。次の土日には『ダラス・バイヤーズ・クラブ』を観に行く予定のTARです。それにしても、主演男優賞を獲ったマシュー・マコノヒーって、数年前”マシュー・マコノヘイ”って表記統一されてなかったっけ?



我々より一回りほど歳上の”ビートニク世代”のバイブルというべき小説『裸のランチ』で有名なウィリアム・バロウズは 「言語は宇宙から来たウィルスである」と説いた。(って、オレもさすがに読んでねぇけど)なんてな古いサブカル情報は、この際、横に置いておいて、ホントに「言語はドコから来たのか?」について、学術的ではあるけれど、具体例を用いて分かり易く説明してくれる本をプレゼントされたので、とても面白く読んだ。えらく時間がかかったけど。映画化もされた小説『博士の愛した数式』の作者である小川洋子と、生物学者である岡ノ谷一夫の対談集。小川洋子の小説って読んだコトがなかったけど、「オレが面白がるだろう」と贈ってくれたであろう本。いやぁ、確かに面白かった!だってオレが大好きな雑学が満載なんだもん。


岡ノ谷教授の「言葉とは、オスからメスへの”求愛”から生まれたのではないか?」という『さえずり言語起源論』に端を発する小説家と科学者の対談。それも、両人ともが博学(当たり前か)なモンだから、話題はアッチへ行ったりコッチへ行ったり。だって、学校の授業じゃないんだから、教科書があるワケじゃなし、小川洋子が単なる好奇心で訊いた質問からどんどん横道に逸れて行って、それがまた面白いっていう話題の連鎖。前半は、シジュウカラハダカデバネズミといった”世間ではあまり「アタマがイイ」とは思われていない生き物”による言語的な音の連なりによるコミュニケーションに関する話題なんだけど、クジラやイルカのコミュニケーション方法や、蛾(!)が鳴くコトの不思議みたいな話題まで、良く言えば幅広く、悪く言えばトっ散らかったカンジで対談は進んでいきます。人間のように”文節を使ったセンテンスを前提とした言葉”ってのは、地球上の生物の中で唯一人間だけしか獲得していないらしいぜ。動物でも、天敵が近づいてきたら警告音を発して、群れのみんなに注意を促すってコトはしているけど、それはあくまで”合図”なんだよね。「西の方からライオンが近づいてきてるから注意して!」っていう情報伝達ではない。ココが”言葉・言語”との違いなのかな。意外に「アタマがイイ」と思われがちなお猿さんが、言語を使うってコトがないのが不思議だったね。


正直、前半は具体例がどんどん出てきて、あまりの情報量の多さにアタマの中で処理が追いつかず、なかなか先に進めないというコトが多かったけど、後半になってくると「言葉の始まり」というテーマから外れて、生物としての人間のコミュニケーション術や、個人としての自我の形成といったスケールの大きな話へとシフトしていき、ワクワクしながら読んだ。ただね、解せないのが”言葉”って一言で言っても、「喋る・聞く言葉=音」と「書く・読む言葉=文字」とがあるでしょ?赤ん坊がいつの間にか言葉を習得するのと違って、文字はある程度の学習の成果によってしか習得できない。今の日本じゃ識字率はほぼ100%に近い状態だと思うけど(もちろん、赤子は抜いてね)、昔って「喋れるけど読めない・書けない」ってお年寄が結構居たでしょ?田舎の方なんて特に。つまり、いくら日常生活を営んでいても、文字は学習しないと習得できないってコトじゃない?ココら辺の問題については、ナニも言及されていないんだよねぇ。


読んでる間はワクワクして「うぉぉ!面白ぇ!」って思ってたけど、今思い返すと全然アタマに残ってねぇや。やっぱり、通り一遍の読み方をしてると理解が浅いまんまだ。もっとメモを取りながら読まないと、今のままじゃ話題として使うにはあまりに曖昧だわ。最初はちょっと取っ付きづらい内容も多いけど、自分が何気なく使ってる言葉について漠然と思いを馳せるにはイイ本だと思う。是非、言葉を喋り始めるくらいの年齢の子供が居る人には読んで欲しい一冊です。

傷心に沁みる♪そぉのうちなぁんとか なぁ〜るだぁ〜ろぉ〜おぉ〜♪

え〜。仕事でとんでもない凡ミスをコイてしまい、19年目になろうという社会人経験のなかで、一番怒られました。イヤ、”怒られた”より”激怒された”とか”ドこられた”と言った方がしっくり来るかも知れません。ドコにしっくりするのかは分かりませんが。お陰でブログ更新なんてする気も起きなかったTARです。うちの大番頭Sには「愚かですね」って強烈な一言をいただきました。


さて、そんな傷心なTARですが、そういう気落ちしてる時に限って、PCの前に座ると見境なくポチリコしてしまう癖がありまして。ミスをリカバリーするために残業して、クッタクタで帰宅すると、ベッドの上にメール便やら小包やらがてんこ盛り。その中からCDを一枚ご紹介。



お気に入りのインストジャズバンド『カルメラ』の東京進出第2弾アルバム。良い意味で”なにわ臭さ”が消えたと言うか、垢抜けた感がありますな。アルバムタイトル通り、ヴァラエティに富んだテイストの曲が多く、ロックジャズやディスコ風の曲もあり、大人しめだった前作と比べると「おっ?勝負してきたな!」ってカンジ。さらに、サービス精神旺盛な彼ららしいチョイスのカバー曲「だまって俺について来い」からの「ウンジャラゲ」という、昭和のニオイ満載のアタマ悪そうなメドレーが入ってるトコもご愛嬌。聴いてると♪銭のなぁいヤツぁ俺んトコへ来い!俺もないけど心配するな♪って流れてきて、正直、我が耳を疑ったわ。(さすがに歌詞は入ってないけどね)その後に♪月っ曜っ日はっウンジャラゲ 火っ曜っ日はっハンジャラゲ♪って鳴りだして、腰が砕けた。これはヴォーカル入りなの。完全に脱力。何故、今この2曲をカバーしようと思うかねぇ?まぁ、メロディは素っ頓狂だけど、アレンジはそこそこカッコイイんで、聴けるコトは聴ける。まぁ、正直、無くても良かったんじゃねぇの?ってカンジだけど。ちなみに「ウンジャラゲ」って志村けん師匠の曲だと思ってる人が多いけど、これもクレイジーキャッツの曲だからね。


カルメラって、他のインストジャズバンドとは違って、トランペット・サックス・トロンボーンとホーンが3本だから、音に厚みがあるのが魅力。曲によってはMCのゴーシもトランペットを吹くから4本になるコトもあるしね。3ピースバンドでもカッコイイバンドはあるけど、大所帯バンドならではの良さってのもあるんで、是非聴いてみて欲しい1枚。ホントに、コレで売れないと大阪に帰っちゃうかも知れないから、買ってあげてぇ〜。

シャンプー替えるのっていつ?

最近、歳相応に抜け毛が気になりだし、ココらでシャンプーを替えようと思い立ったTARです。で、どぉなん?スカルプDって。なんや、知らんヤツがCMに出てるけど、アレ誰なん?大きな薬局の男性化粧品コーナーでタブレットが置いてあって、延々とリピートしてるCMに出てる”ヒカキン”って誰なん?このインターネット時代、Googleで「ヒカキン 誰」って入れりゃあコトは済むんだけど、誰だから知らんヤツのために、そこまでしてやる義理もねぇかと思って放っといてる。誰か教えてくれるのを待ってる状態やな。まぁ、えぇわ。シャンプーの話。スカルプDにしてもリガオスにしても、売ってるのがポンプタイプオンリーでな。もっと小さいのがあったらお試しで買ってもえぇと思うけど、あれだけ大きいと、ちょっと尻込みしてまうわ。もし自分の頭皮に合わなかった時、余ったシャンプーってどうすりゃえぇの?大体、2週間ぐらい使ってみて「あれぇ?すげぇフケが出るんだけど、やっぱり合わないのかなぁ?」なんてコトになったら、そのシャンプー、もぉ使われへんやん?コレ、捨てる?排水溝にシャコシャコとポンプを押して捨てる?まぁ、蓋を取って捨てりゃえぇんやけど。って、その前に、今使ってるサクセスのシャンプーも結構な量が残っとんのやけど、アレもどうすりゃえぇの?個人的には、クレイジーケンバンドファンとして、リガオスの方が一歩リードしてるんやけど、余ったシャンプーの行方が気になって気になって、よう替える勇気が出ぇへん。もしかして「余ったシャンプーを回収してくれる」って商売があるんちゃうかな?って思い始めてるんよ。軽トラの荷台に大きなタンクを載せて「♪シャンプー、え、シャンプー。余ったシャンプー、無料で引き取りまするぅ〜」って近所を流したら、結構な量が集まるんちゃうかな?もちろん、リンスやコンディショナーも一気に引き取るで。それを、リサイクルの三ツ矢サイダーのペットボトルに詰めて、油性ペンで「スカオスR」って名前を付けて、道の駅で売るんよ。1本480円で。もちろん、その横にはタブレットを置いて、オレが出演するCMを延々リピート。名前は”日課金”でえぇやろ?よぉし!災い転じて福となす!ビッグビジネスのチャンスや!まずは、はるな愛北斗晶(通称:デンジャラスクィーン、本名:佐々木久子)がCMに出てる軽トラを買いに行かんと!忙しくなってきたでぇぇぇ!って、このパターンでオチつけるの、オレ、多くない?

クロエたん、可愛い♪

クソッ!昨日って2/22だから『ニンニンニンの日』だったのに!・・・別に、だからと言って面白い話があるワケではないTARです。♪あ ニンニンニン あ ニンニンニン あ ニンニンニンったらニンニンニン♪



家に居るとTVはオリンピックか東京マラソンかってコトで、映画『KICK ASS 2 JUSTICE FOREVER』を観てきた。んもぉ、オレ自身は公開が超楽しみでず〜っと心待ちにしてたのに、いざ映画館に入るとガッラガラ。えぇぇ?みんな楽しみにしてないの?今や飛ぶ鳥を落とす勢いのクロエ・グレース・モレッツ(通称:クロレッツ←しつこいか?)が出てるのに!オタク高校生のデイヴがネットで購入したボディスーツを身にまとい、ヘナチョコヒーロー”キックアス”としてトラブルに巻き込まれていくうちにいつの間にか本当のヒーローとしての意識が芽生え、大活躍するってのが前作と変わらぬ基本コンセプト。基本はコメディですが、バイオレンスシーンが過激なコトと、エロティックなセリフやシーンが随所にインサートされているコトからR-15になってます。ちなみに、金を出しているのはブラッド・ピット。好きなんだろうね、こういうおバカちんな映画が。


ってなワケで、前作では11歳だった”ヒットガール”も高校生になったトコロから映画はスタート。前作で刑事だった父親(ニコラス・ケイジ)が殺され、その同僚のマーカスが保護者となった今、「普通の生活に戻れ」という父親の遺言に従い、所謂”普通の高校生”として暮らすミンディ(クロエ・グレース・モレッツ)。マーカスの前では暗殺者としての活動をしていないコトになっているが、学校には行かず、毎日トレーニングを続ける日々。今まで暗殺者としての英才教育を受けてきたからか、同世代の女の子が興味を持つようなコト、例えば服やネイルやアイドルなんてコトよりも、拳銃やナイフ、格闘技にしか興味がない。お陰で高校では”ダサい娘”扱いを受けている。同様にキック・アスとしての活動を続けるデイヴも、ミンディに格闘技や武器の取り扱いの指導を受けて、逞しく成長している。また、キック・アスの活躍が一躍有名になり、彼のような一般人がヒーローになるコトがブームとなって、”スターズ&ストライプス大佐”(ジム・キャリー)のようなフォロアーも登場してきていた。そこに、前回のキック・アスに父親を殺されたギャングの息子クリスこと”レッド・ミスト”が”マザー・ファッカー”と名前を変えて、父親の敵討ちのために復活し、犯罪者を集めて極悪人軍団を結成しようとしていた。


前作もそうだったけど、”KICK ASS”ってタイトルだけど、本当の意味での主人公はヒットガールなんだよね。まぁ、クロレッツが可愛いコト可愛いコト!オレ、あまりロリコン趣味はない方だと思うけど、それでもアレは可愛いと思うわ。ただねぇ、年齢が年齢だけに、ストーリーに恋愛要素が入ってきちゃってるんだよねぇ。前作では、無邪気な年齢の女の子が大人顔負けの暗殺術で悪党をブチ殺していくっていうトコロに爽快感があったけど、完全に女の顔になっちゃってるから、妙にリュック・ベッソンの映画『ニキータ』がアタマをよぎって仕方がなかったわ。


映画館の入りはイマイチでしたが、シリーズモノのパート2としては、手堅くキレイにまとまってると思います。是非とも劇場で観ていただければと思います。出来れば、エンドロールは最後まで席を立たずに観てください。コレ、多分、パート3も”アリ”だな。

「イオンモール」って言っても、結局「大きいジャスコ」だろ?

元関脇の琴富士が偽装結婚で逮捕!オレの中学の先輩だわ、琴富士!ゲラゲラゲラ!オレが中学3年生ん時(88年)に新入幕したからって、先代の佐渡ヶ嶽親方と一緒にわざわざ中学校に表敬訪問に来てくれた、あの誇らしい先輩はドコに行ったんスか!91年の名古屋場所で平幕優勝した時も、オレらの間では散々「アレ、星を買ってんな(=八百長してる)」って言われてたのに、今度は逮捕スか!いやぁ、話題性のある先輩を持って幸せな後輩TARです。それにしても韓国籍ホステスと永住権目的で偽装結婚って!国技も完全に地に落ちたな。ゲラゲラゲラ。


別にオレが実害を被ってるワケじゃねぇからイイんだけど、なんとなく不愉快なコトがあんだけどさ。土日にイトーヨーカ堂とかイオンとか大型のショッピングモールに食料品を買いに行ったりすると、誰の目から見ても不潔な50ガラミのオッサン(ぶっちゃけ”ホームレス寸前”ってレベル)がウロウロしてて、しかも一心不乱に試食を食ってたりするのを見ると、もぉそこで買いモノしたくなくなるんだけど、どぉ?買いモノカゴも持たず、スポーツ新聞だけ持って、ソーセージとかヨーグルトとかの試食があると、我先にって群がって食ってんの。店内を見渡すと、そういう輩が2〜3人居るんだよ。見た瞬間に分かる。「あぁ、コイツ、試食しに来てやがるな」って。とりあえず生鮮食料品を扱ってる売り場じゃん?コッチが魚やら肉やらを見てるのに、ヤツらが通った後に独特のニオイがしてたり、試食を貪ってる姿が視界に入ったりすると、げんなりして買いモノどころの話じゃなくなっちゃうんだよね。で、そういうオッサンって、一気に集まるとさすがに気まずいのか、それぞれがタイミングをズラして試食コーナーを巡回してるんだよな。アレ、絶対に顔馴染みだぜ。お互いに「あ、アイツ、よく見るな」って。下手したら”試食仲間”として友達になってて、LINEで「今日はあそこのスーパーで試食やってるから行こうぜ」とか情報交換とかしたりな。しねぇよ。パートのオバちゃんが遠くから「また来てるわ」ってカンジで露骨にイヤな顔して見てるんだけど、そんなコトもお構いなし。それを注意しちゃうと逆に社員から「そういうコトを言っちゃダメ!」って怒られるんだろうな。オッサンから「コッチは客だぞ!」ってクレームが入ったりして。実際に「試食は一人1個にして下さいねぇ〜」ってやんわり注意されたオッサンがエラい剣幕で「ちょっとだけ食ったところで、美味いかどうか分からねぇじゃねぇかっ!」って叫んでるのも見たコトあるしね。元々買う気なんてサラサラねぇクセに、そういう時だけ客のフリだよ。キ○ガイだわ。虫唾が走る。そういうオッサンのクレームが怖くて、ホントの買いモノ客が寄り付かなくなったら本末転倒なんだけどねぇ。


幕張のイオンモールが年末にオープンして、朝の番組とかでも取り上げられてたけど、最近って、イオンモールみたいな大型店舗で1日中ず〜っと店内をウロウロして時間を潰してる人を『イオニスト』って言うらしいじゃん?大型書店にもベンチを設置してあって、ゆっくり座って試し読みが出来るからって、そこでず〜っと本を読んでる人とか、小さい子供を連れた若いママのグループが、キッズスペースで子供を遊ばせて、その横でず〜っとお喋りしてるとか、健康のために大型店舗内をグルグル歩きまわってる年寄とか、いろんな種類のイオニストがいっぱい居るみたいね。天候や気温に左右されないから安心して遊びに行ける。カフェやフードコートも併設してるし、トイレもキレイで、キッズルームや授乳室も完備。ベンチもいたるトコロにあるから疲れたら休めるし。1日中居ても楽しめるってコトで、全国の郊外型のショッピングモールに人気が集まってるんだと。ちょっとしたアミューズメントパーク化してるっていうのかね?まぁ、年寄やチビッコが公園とかで遊ぶよりも、ケガの心配をしなくてイイってのはあるかもね。滋賀の大型ショッピングモールは、客が全然来ないからって、テナントが撤退しちゃって、開店休業どころか廃墟みたいになってるって話もあるぐらいだから、歩きまわるだけの年寄やチビッコ遊ばせるだけの家族連れでも居ないよりはマシなんだろうね。飲み物買ったり、フードコートで食事したり、一銭も使わねぇってワケでもないだろうしさ。店舗側も、そういう「ウロウロするだけの客層」でも、いかに来店してもらうかを考えて店舗作りをしてるらしいから需要と供給が成り立ってるってコトか。


まぁ、イオンだろうがドコだろうが、不愉快なら行かなきゃイイだけの話なんだよねぇ。別にセレブ気取りで成城石井明治屋に行く必要もねぇけど、食料品を扱ってるトコロなんていっぱいあるし、近所の小さなスーパーでもデパ地下でもイイんだから。不愉快なオッサンが居るコトが分かってて、わざわざイオンに行かなきゃいけねぇ理由もねぇ。まぁ「お客様感謝デー」で武井咲が来るってんなら、腋の下パクパクさせながら「行く行くぅ〜♪」ってダッシュで行くわ。

「華」って書いて「はる」って読ませるのも案外強引よね

ドヒーッ!マンガ『海月姫』の映画化ってだけでビックリなのに、主人公の月海が能年玲奈て!雰囲気は悪くないかも知れんが、想像がつかないTARです。でも、どうせ蔵之介はジャニーズの誰かがネジ込まれるんだろうなぁ。シャープな顔立ちで線が細くて女装しても違和感がないヤツ・・・。いくらI女史のチカラが強大でもキスマイはブサイクだからナイとして・・・、って今の若いジャニさん達、全然知らねぇわ!それにしても、尼〜ずのキャストが気になる!特にばんばさんは誰がやるかが一番気になるわ。


NODA・MAP番外公演 表に出ろいっ! [DVD]

NODA・MAP番外公演 表に出ろいっ! [DVD]


オリンピックのニュースでそれほど話題にはなっていませんが、ベルリン国際映画祭で最優秀主演女優賞を、山田洋二監督の映画『小さなおうち』に出演した黒木華(くろきはる)が獲得しましたね。・・・で、黒木華、って誰?という貴兄に朗報!知らなくても大丈夫。ほとんど知られてない、ほぼ無名女優ですから。ってなワケで、TARさんのお蔵出しオススメDVDシリーズ!今は亡き十八代目中村勘三郎野田秀樹がガッツリとタッグを組んだ舞台、野田地図番外公演『表に出ろいっ!』でございます!黒木華、この舞台が実質的なデビュー作。このDVDの収録が2010年の9月だから約3年半前。ってコトは、華ちゃん、今23歳だから当時19歳ってコトか!たった3人しか登場しない密室劇で、野田秀樹中村勘三郎という海千山千の役者二人を相手に、堂々と渡りあってたのが10代だったってコト?。スゲェ!まさに大抜擢!普通なら、この大物オッサン二人の共演者となると、そりゃどんな女優が来ても飲まれちゃう気がするけど、失うモノがないってコトと若さってのは恐ろしいねぇ。


浦安方面にある『東京ディスティニーランド』が大好きな能の宗家の父、小さ過ぎる男の子のアイドルグループ『ジャパニーズ』を愛する専業主婦の母、味のクドさがクセになるハンバーガーチェーン『クドクナルド』にこだわるロンドン留学帰りの娘。それぞれの思惑があって外出したい土曜の夜。けれど、臨月を迎えて、今夜にも子供が産まれるかも知れないという飼い犬のピナ・バウシュ(←何故?)の面倒を誰が見るかで、家族間で言い争いが始まる。ってのがザックリとしたストーリー。この娘役で黒木華は女優として初めて脚光を浴びました。


実はこの舞台、娘役はWキャストで、黒木華の他に太田緑ロランスが同じ役を演じています。って、ロランスについても「誰?」って人が居るだろうけど、そこまで親切じゃねぇよ、オレも。当然、オレはWキャストのどっちも観てるんだけど、贔屓目抜きにして、女優として魅力があるのは黒木華だと思った。う〜ん。語弊があるかな。どっちも素晴らしくイイんだけど、この舞台の役に関しては黒木華の方が数段上手かったと書いた方がイイか。うん。ロランスって、フランス人とのハーフってコトもあって、目は大きく鼻筋も通ってて、所謂”美形ちゃん”ってヤツですわ。しかもスタイル抜群。でもね、そんな美形、勘三郎の父と野田秀樹の母の間には生まれないよね。二人の娘って設定にしては、バランス的に妙に浮いちゃうのよ。だったら華ちゃんの、小さな目と純和風の顔立ちの方が、より親近感が沸いてリアルに感じられる。演技という意味で言えば、ロランスの方がセリフはハッキリ聞こえるし、動きが大きいから舞台には向いてると思う。ただ、この芝居に関しては、華ちゃんの動きの方がコミカルだし、二人の娘に思えてくる。3人しか出演しない舞台で、それも密室劇で、しかも設定は家族ときたら、セリフだけじゃなく、カラダもガッツンガッツンぶつかり合う芝居になるけど、華ちゃん、全くモノ怖じしないカンジで、イイ意味で緊張していないように見える。ホントに、これがデビューなんて到底思えない。


いつもの野田地図の舞台だと基本的にはシリアスなシーンが多いのに、この舞台はカラフルな舞台装置や衣装のせいかオープニングから楽しい雰囲気。野田さんの戯曲独特の風刺の効いたセリフや、野田秀樹勘三郎の関係だからこそ成り立つ掛け合い、息をもつかせぬセリフの応酬。しかもお互いにアドリブの連発で、お互いに吹き出してる。でも、さすがに長年舞台に立ってきた二人ですから、そのアドリブの返しもキチンと設定から外れない。こういうのを「あ・うんの呼吸」って言うんだろうなぁ。お互い1955年生まれの同い年。長年の友人関係にあって、演出家と役者としての仕事の繋がりはあったものの、コレが初共演なんだって。それにしても、勘三郎、もぉこの世には居ないんだよねぇ。どぉして死んじゃったんだろうねぇ。芝居の神様も無体なコトをするモンだわ。特典映像のインタビューでも、野田さんに対して「生きてるうちは何度でも共演したい」って言ってたんだけど、それも永遠に叶わないコトになってしまいました。劇中でも「死んじゃあいけませんよ!」ってセリフがあるんだけど、「死んじゃいけないのは、勘三郎、お前さんの方だよぅぅぅぅ!」っていう某Y嬢の声が聞こえてきるような気がするわ。って、黒木華の話と関係なくなっちゃった。まぁ、これからドンドン出てくる女優さんですから、彼女のスタートを観るという意味でも面白いと思います。最後にカーテンコールでJohn Coltraneの名曲『My Favorite Things』が流れるのもニヤリとさせる粋な演出です。オススメちゃん。

あえて「オードリー」って書かない

関ジャニ∞が出てるWiiUのCMで、母親と娘がカラオケで『雪やコンコン』を歌ってるパターンがあるじゃん?アレを見る度に、千鳥の漫才のネタを思い出すTARです。「クセが強い!」ゲラゲラゲラ!分からない人は、まぁ、イイんじゃない?


マイ・フェア・レディ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

マイ・フェア・レディ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]


ってなワケで、関東を大雪が襲った週末、下痢・嘔吐で4日間も自宅でじっと療養していたんで、ちょっと前に買ったDVDを観てた。オードリー・ヘプバーン主演『マイ・フェア・レディ』。先月、プラッと寄ったタワレコで『KICK ASS』のDVDが1,500円になってて、3枚同時に買うと3,000円になるってコトだったんで『ロミオ+ジュリエット』と合わせて3枚で買ってたんですわ。ちぅか、買ったまま観てないDVDが腐る程あるんですけど、オレ。まぁ、イイや。有名な映画ですからご存じの方も多いと思いますが、アカデミー賞8部門を総ナメにした名作ミュージカル。あ、ちなみにオレ、ミュージカル映画って大好き。「突然歌い出すのがイヤ!」ってタモさんは言うけど、それ言っちゃったら、映画なんて全部”ご都合主義”のフィクションじゃん。突然歌い出すぐれぇの振り切れ方の方が断然面白いのになぁ。


舞台はイギリスはロンドン。労働階級の貧しい花売りイライザは、オペラ劇場の前で言語学の権威であるヘンリー・ヒギンズ教授とひょんなコトからイザコザを起こす。ヒギンズ教授からコックニー訛りの品のない喋り方を痛烈にバカにされたイライザは、意を決してヒギンズ教授の家のドアを叩き、喋り方を教えてくれるようお願いをする。最初は追い返そうとするヒギンズ教授であったが、その場にいた友人ピカリング大佐に止められ、彼との賭けを思いつく。ヒギンズ教授は半年あればイライザを、大使館のパーティに出しても恥ずかしくない立派なレディに仕立て上げるコトができると宣言。ピカリング大佐もその賭けに乗り、イライザはヒギンズ教授の家に住み込みで、半年間みっちりとQueen's Englishの発音から会話の受け答え、立ち振る舞い、マナーといった上流階級の人間に必要な素養を勉強するコトになる。ってのが、ザックリとしたストーリー。まぁ、言ってみりゃ”シンデレラストーリー”ですわ。ダイヤの原石を磨いて一流の淑女に育て上げるという、完全にオトコ目線の映画。でも、ヘプバーンの清楚で上品な佇まいや、衣装やセットの豪華さ、そしてなによりミュージカル映画としての肝である音楽の素晴らしさがあって、下品な「育てゲー」みたいにはなっていないところが、さすがハリウッド映画というトコロ。


正直、同じヘプバーン主演でも人気の高い『ローマの休日』よりコッチの方が好きだわ、オレ。ちゃんとハッピーエンドで終わるもの。ちなみに、タイトルの『マイ・フェア・レディ』ってのは、ロンドンの高級住宅街メイフェアに住む上流階級の女性「メイフェア・レディ」と、「フェア=fair=金髪で色白の美しい」って意味もかかっている言葉遊び。原作はジョージ・バーナード・ショーの戯曲『ピグマリオン』だから、映画のタイトルの方が粋でオシャレ。日本じゃ、さしずめ高級住宅地白金台と「白金=プラチナ」がかかってる『シロガネーゼ』ってカンジ?コレ、知ってるとちょっとニヤニヤしちゃうでしょ?まぁ、知ってたトコロでモテねぇけどねん。ちなみに、日本人は世界で唯一『モンローよりもヘプバーンの方が人気が高い国』なんだそうだわ。ソースは忘れた。他の国では圧倒的にモンローの方が人気が高くて、ヘプバーンなんて「知らない」とか「あぁ、なんとなく知ってる」って国もあるらしい。日本じゃ誰でも知ってる女優さんなんだけどねぇ。今でもたまにCMに使われたりしてるぐらい。あぁいう気品がある美しさが日本人好みなんだろうね。あるシーンで、ふとヘプバーンが宮沢りえに見えるシーンがあって、今日本で舞台にかけるなら、是非お宮にイライザをやって欲しいわぁ。まぁ、なんにしても、もしまだ未見の方が居るようでしたら、是非ご覧いただきたい1本。どぉせ1,000円で買えるんだから、TSUTAYAで借りるなんてケチ臭ぇコト言わずに買って何度も観るコトをオススメします♪