ヒロシマを金儲けに使った佐村なんとかよ、恥を知れ!
仕事のため、泊りで広島に行ってきたTARです。
朝イチからの打ち合わせで、かなりの長丁場を覚悟して行きましたが、そこそこ下準備をして行ったお陰で、予定よりも早く終わったため、飛行機の時間までほんのちょっと広島市内を観光するコトができました。お恥ずかしい話ですが、広島行き3度目にして、初めて原爆ドームを見るコトが出来ました。さらに隣接する広島平和記念資料館にも寄るコトが出来ました。正直、あまり時間もないなかでの訪問だったため、軽く通り過ぎる程度のつもりでしたが、中に入って展示を見ている間に、世界唯一の被爆国であるという事実に圧倒され、時間を忘れて見入ってしまいました。この時期、修学旅行生の姿もなく、周りには卒業旅行なのか、女子大生のグループが複数組と、外国人観光客がチラホラという、非常に空いた状況で見るコトが出来たコトも幸いでした。日本人として生まれて40数年、ココを見ずに生活をしていたかと思うと、恥ずかしいやら情けないやら。普通は小学校や中学校での修学旅行で広島に来るのでしょうが、オレの時は広島ではなく長野でした。それはそれでイイ経験だったとは思いますが、思春期の多感な時期にコレを見ていたら、オレの人生も多少は変わったのかも。もっと早く見に来れば良かったという思いと、大人になり、子供を持つ歳になってから見て良かったという思いが二重螺旋のように絡まりあい、複雑な気持ちになりました。展示の内容については詳しくは記述いたしません。目を覆いたくなるような現実もありましたが、それらから目を逸らしたトコロで、ナニも生まれません。自分の目で確かめてください。
見終わった直後の正直な感想としては、不謹慎かも知れませんが「戦争を仕掛けた日本が悪い」というコトしかアタマに浮かびませんでした。戦争は誰も得をしない、ただただ悲しいだけの話。当時の日本人は、何故わざわざ真珠湾を奇襲したのか。もちろん、そこにはそれなりの理由があったのでしょうが、それによって第二次世界大戦は始まり、最終的に原爆投下という最悪のシナリオでしかピリオドを打てない状況に人々を駆り立てるだけの納得のいく理由があったとは到底思えません。現在、中国や韓国から「日本は軍国化している」と強く批判されていますが、果たして本当でしょうか?戦後60年以上経った今、我々の心の中には強い「平和への願い」が根付いているように思います。日本人の中で、誰が好き好んで戦争をしたいと思っている人が居るでしょうか?実際に原爆によって多くの尊い命が失われましたが、原爆を落としたアメリカに対して、中国や韓国が日本に対して抱いている”憎悪”のようなモノを今の日本人は持っているでしょうか?そこには「憎むべきは戦争である」というコト以外にないように思います。他国を挑発するコトで自国を正当化しようとしている国には理解出来ないメンタリティかも知れませんが。
奇しくも、今日の朝日新聞に、胎内被爆者としてこの世に生を受け、現在は原爆ドーム前で外国人観光客向けのガイドをしているという方の記事が載っていました。その方曰く「ココで起きた現実を伝えていきたい」とのコトでした。東日本大震災以降、「核」というモノが世界的にも注目されているのは事実です。日本は世界唯一の被爆国です。書き方に語弊があるかも知れませんが、戦争を起こした国の責任、原爆を落とされなければならなかった国の義務として、後世に語り継いでいかねばならないコトだと思います。もし、アナタが広島に未訪でしたら、次の休みには是非、行ってみてください。今や被爆国・敗戦国としての名残すら見当たらない日本と言う国の”大きな汚点”の証拠が広島にはあります。戦争反対。あまりにもありきたりなメッセージですが、これ以上、日本という国に”汚点”は必要ありません。とは言え、たった今でも内戦や紛争が起きている国は多く存在します。そういった争いが、一刻も早く終わるコトを切に願います。