日本人なんだから日本酒飲めよ、日本酒をよぉ

TVを観てたら「パンテーン」のCMの後に「SK‐Ⅱ」のCM、その瞬間にチャンネルを変えたら「ケンタッキー」で、また変えたら「ベンザブロック」のCM。一瞬、綾瀬はるかしか映らないTVになったのかと思ったTARです。ウソです。なんだ?”綾瀬はるかしか映らないTV”って!あるワケねぇだろ!でも、さすがに4連発ってのは奇跡に近いよなぁ?あのままチャンネルをNHKにしたら『八重の桜』の番宣なんてコトになってたら、オレ、多分、死んでたと思うわ。


今年も日本酒の新酒が出荷される時期になりました。
ちょいと前、9月頃か?秋葉原の小洒落たバーでオレ好みの美味い日本酒を見つけてから、オレん中で日本酒ブームが来ている。って、アンタ、数日前まで「酒、飲む気がしねぇ」って書いてなかったっけ?うん。アレ、ウソ。毎日飲んでる。って、そんなんどぉでもイイんだよ。就職してスグの赴任の地が新潟だったというコトもあり、日本酒に対しての苦手意識は無く、たまに長岡の『吉乃川』や新発田の『菊水』あたりを買って、自宅で一人で飲んだりしていたが、それって知ってる酒をただ飲むってだけだったけど、今回の日本酒ブームは、オレが知らない日本酒を飲んでみたいっていう冒険心や知的好奇心から来ているモノなので、まずは実践を含めたお勉強からスタート。


新潟の南魚沼出張ん時も、詳しい人間がオススメしてくれる日本酒『而今(じこん)』や『鶴齢(かくれい)』を飲んだけど、う〜ん、なんだかオレの好みとは違うんだよなぁ。オレが「辛口の酒が好き」って言っても、オレが思う辛口の酒を出してくれるコトって、まず無い。どぉも、オレが思う”辛口”ってのと、世間で言われる”辛口”ってのが微妙に、イやかなり違うらしい。ソレ、既に”辛口”じゃねぇってコトなんじゃねぇの?ってツッコミは無視。オレが思う”辛口”ってのは、赤ワインで言うトコロのフルボディ。アタックが強くて、舌の上でキュッと締まり、のど越しでグ〜ッと来る酒。女子が「コレ、フルーティで飲みやすいですねぇ〜」なんて言っちゃう日本酒、コッチから願い下げだわい。



やっぱりあの酒を超える酒って、なかなか出会えないなぁ。その”オレ好みの日本酒”ってのが、秋田の新政酒造の『新政六號(あらまさろくごう)』って酒。「號」って漢字がカッコイイよな。「ゲッターロボ號」みてぇで。って知らねぇか。欲を言えば旧式の書き方(大字)で「陸號」って書いてくれるとなお良し!昔、大阪の北新地で日本酒ばっかりを飲ませてくれるバーに連れていってもらったんだけど、そこのママがオススメしてくれる酒がイマイチオレに合わなくて、なんだかんだと好みを言ってるうちに出してもらった酒が、ラベルに大きく「6」って書いてある酒で、今思えば「アレ『新政のNo.6』じゃん!」ってカンジ。当時「コレは忘れちゃいけねぇ」ってラベルの写真も撮ったけど、いつの間にか消してやがるわ、オレ。多分、新政の酒造りとオレの好みが合うんだろうな。


Hanako FOR MEN vol.10 モテる日本酒。 (マガジンハウスムック Hanako FOR MEN)

Hanako FOR MEN vol.10 モテる日本酒。 (マガジンハウスムック Hanako FOR MEN)


と言うワケで、雑誌『Hanako FOR MEN』の日本酒特集で、その新政酒造の特集記事があったので、ついつい購入。ココの社長、若ぇの!オレより2つ年下。しかも、福山似のイケメン。東大文学部を卒業後、フリージャーナリストを経て、現在、新政酒造の代表取締役社長。デトロイトテクノを愛聴する若き実業家。彼が実家の蔵を継いでから、酒のクオリティが格段に向上し、新政ファンが急増してるらしい。特に女性が。伝統的な製法ってのも大事だとは思うけど、それだけでは売れる酒は造れない。時代に、ニーズに即した酒を造らないと売れないってコトなのかも。


あ、今思ったけど、今『ニッポンブーム』なんだ、オレ。落語、歌舞伎、日本酒。フランス人か!?”ディスカバリージャパン”だね。ヤバイ!このままだと”歴史”にまで手ぇ出しそうだ。今まで全く興味なかったけど。