酒なんて、酔うために飲むんだから、好きなモノを飲めばえぇんじゃ!

フリスク1箱(50粒)を30分で食べきって、その直後に全部吐いた経験のあるTARです。そんなフリスクも20周年だそうで。そうだよ、多分20年前の話だよ。食べ方を知らなかったんだね、20歳のオレは。


そう言えば、先週末、オレが10年以上前に赴任していた新潟に縁のある人達に、オレともう一人の新潟関係者の歓迎会を越後料理の店で開催していただきました。
新潟と言えば日本酒。生憎、オレの好きな菊水はなかったけど、麒麟山、〆張鶴などを調子に乗ってガブガブ飲みまくりました。もちろん、次の日は二日酔いでしたよ。(それが礼儀と思ってる節があるなぁ、オレ)
その席で「大阪って、ナニ飲むの?」と訊かれ、回答に困ったオレ。だって、大阪じゃハイボールかワインしか飲んでねぇんだもん。元々、ビールって好きじゃないし。
で、言われると、関西って『灘の生一本』や『伏見の酒』といった全国でも有数の日本酒の産地があったのに、オレ、殆ど飲んでねぇんだよねぇ。理由は分かってるの。
関西の日本酒、と言うか、西日本の日本酒って甘いんだよねぇ。某S次長に大阪はキタの一等地にあるシャレオツな日本酒バーに連れて行っていただいた際も「辛口の酒を」とオーダーしたのに、飲んでみるとトロリと甘い。
「え?コレ、辛口ですか?」って訊いても「そうです」って。えぇぇ?新潟の辛口で育った口には「甘口でしょう?」ってカンジだったのよね。
そのお店は、関西だけじゃなく西日本の名だたる酒蔵から美味い酒を取り揃えてるという話だったんだけど、さすがに東日本の酒はなかったようで、オレのイメージする辛口の日本酒は無かった模様。
で、色々と訊いてみると、どぉも西日本では「コク」みたいなモノが辛口と言われ、甘口とは「サラリ」とした口当たりのモノを指すようでした。説明が難しいんだけど、オレの理解したところでは、そういうカンジ。
しかも、本当の酒飲みは西日本で言うところの辛口を好むんだって。確かに、その酒席でご一緒した某N氏は、社内でも酒豪と言われる酒好き。その人が「新潟の酒はねぇ、どぉもオレには合わないというかねぇ」とのコト。長野出身のクセに!そっかぁ、う〜ん。東日本の酒飲みとしては、ちょっと納得がいかないというか・・・。
オレが思う辛口は、口に入れた瞬間にキリリと締まるカンジの酒。グッと飲みこむと刺激がノドをスーッと落ちていくような、そんな酒。
だから、よく「フルーティで飲み易いですぅ」って日本酒は、オレん中では辛口ではないのよ。でも関西では「コクがあってフルーティ」だと「辛口」に分類されるみてぇなんだよなぁ。よく分からん。
まぁ、人の好みはそれぞれですから、自分が好きな酒を探す楽しみはあるよね。新潟だけじゃなく、山形・秋田にも美味い酒はいっぱいあるし、オレが知らないだけで、全国各地で美味い酒は楽しまれてるハズ。
若者の日本酒離れが進んでいるらしいですが、是非とも、自分の国の名前が付いてる酒ぐらいは積極的に飲んでもらいたいなぁ。