東京の底力

今日、ひっさしぶりに超満員の電車に乗った。ギュウギュウ詰めで、まさに手も動かせないぐらい。前髪が目に落ちてきても払えないぐらい。東京の底力を改めて痛感。
そんな中、ある駅でちょっとイタ目な服を来た男の子、と言うにはちょっと歳くってるか?アキバが似合うチェックの半袖にデカいリュックの20代半ばぐらいの男性が乗ってきたのね。
その彼、満員だっつ〜のに、人をかき分けて優先席にまっしぐら。で、シャツの胸ポケットからあるモノを出しながら一言。「障害者なんですけど!」出したモノは障害者手帳らしい。
見たカンジ、カラダに障害があるようには見えず、かと言って、障害者である証拠を用意している周到さからは知的障害者とも思えず。それを見た50代半ばの男性が立ち上がり、席を譲っていた。
彼は「すいません、すいません」と言いながら、デカいリュックを背中から下ろし、そそくさと席に座って、すぐさま寝る体勢。ちょっと口元が笑ってたように見えたのはオレだけかな。
それだけ。別に彼に対してどうこう言うつもりもない。そういう人もいるんだなぁって程度。いやぁ、イイモノを見せてもらった。さすが東京!