右から読んでも左から読んでも「演・出・家・出・演」

居るねぇ、東京。いやぁ、いっぱい居るわ、東京。人口が多いからなのかどうなのか。キ○ガイが。帰宅時、電車に乗った瞬間、そこだけガラガラ。身なりは普通。いや、クソ暑いのにダウンのジャンパー着てたから、ちょっとアレか。それでも小奇麗だと思う。ズボンもクツも普通だし。ず〜っと「バカかぁ〜ん!」って。「チャカ・カーン」でも「ハマカーン」でもなく「バカかぁ〜ん!」って。前歯1本ぐれぇしかねぇクチを大きく開けて、右手を振り回しながら。途中、手ぇ回し過ぎてドアにぶつかっても「バカかぁ〜ん!」って。ガラガラなのにわざと近くに立って中吊り広告見てたオレ。その右手がオレにぶつかろうモンなら、ちょっと楽しいなぁって。TARです。
でも、ぶつかる前に次の駅で降りてった。降りた後、ドアが閉まる直前、ホームから「バカかぁ〜ん!」の声が。夏の風物詩?


最近、貰ったCDや借りたCDを聴くコトが多くて、新譜にまで手が出せていなかったんですが、PCが飛んでなんも出来ねぇから、ゆっくりとCDを聴く時間も増え、やっとタワレコに行ってきました。
ってコトで、先週リリースされたパスピエの新譜をご紹介。アルバムとしては3枚目の今作ですが、前作からメジャーからのリリースとなり、今回は初回限定仕様も同時リリース。ワーナーとしても「今が売り時」とばかりに大プッシュ。
確かに、カウントダウンTVでも「今年ブレイクしそうなアーティスト」として取り上げられる等、着々と知名度を上げている模様。インディーからファーストアルバムが出た時、オレの周りにも結構オススメしたけど誰も食い付いてこなかったなぁ。おめぇら全員センス&耳悪いわ。


様々なメディアに露出(顔は出してないけど)する際にも、なにかと『相対性理論』と比較されるコトが多いパスピエですが、実際にはそれほどの共通点がないコトが判明。声に特徴のある女の子ヴォーカルとバンドメンバーのテクニック、シュールな世界観を持つ歌詞ぐらいで、相対性理論が好きだからってパスピエも好きになるとは思えないかなぁ。だって音楽性が全然違うもん。
どちらかというと、相対性理論はロック寄りのアプローチだけど、パスピエはポップス寄り。YUKI木村カエラが好きな人が聴くとハマるんじゃないかと思う。バンド形態を採ってるけど、曲の作り方は完全にポップスだもの。具体的に言えばメロディラインとかがロックじゃないもんね。多分、これが今のJ-Popの最新形なんじゃないかなぁ。
しかも、前作では感じられなかった「音へのこだわり」みたいなモノも感じました。例えば、スネアの音。曲によってテンションを変えてるからタイトなのに攻撃的ではなかったり、スローなのに締まって聞こえたり。
あと、前作まではドコかで聴いたコトがあるような「○○っぽさ」みたいなモノがあったように思うけど、今作は完全に「パスピエっぽいキャッチーさ」が全面に出されていて、ヴォーカルの声、曲、演奏の全てがオリジナリティ溢れたアルバムになっております。
今年は夏フェスにも出るみたいなんで、もうちょっと注目されるようになるのかな?さすがにライヴじゃ顔は隠せないだろうから、やっと素顔解禁か?みんなが「パスピエ、やべぇ!」って言う前に聴いておいて損はないぞ。