上ばっか見てるとスリに狙われるから気を付けて!

そろそろサマソニの時期ですな。メタリカが来ますよ、幕張に。そう考えると、ちょっと感慨深いモンがあるな。
大学時代、当時のメタリカのベーシストだったジェイソン・ニューステッドのモヒカンに憧れて、ある日の午後、校舎の屋上で、同級生にバリカンで刈り上げてもらったTARです。あ、もぉジェイソンは脱退してるけどね。


で、今日は地元幕張の花火大会だったみたい。オレが大阪に行ってる間に始まったらしく、今回が2回目とか?
夕方頃から、海の方で花火大会の開催を知らせる花火が鳴ってた。大体から、花火を知らせる花火ってなんだよ?もぉ、超うるせぇの。で、それを合図に、地元のハリジェンヌ&ハリジャンが連れ立って、見に行ったんでしょうな。6時頃から10時頃まで周辺道路は交通規制が敷かれたとかなんとか。ナニが楽しゅうて、そんな混んだトコに行くんか。
まぁ、若いカップルなら、その混雑すらもなんだか嬉しいんだろ?
男「前、全然進まないね」
女「・・・うん」
男「どうする?」
女「え?・・・ナニが?」
男「どっかで時間潰して、空いてから帰る?」
女「どっかって?」
男「・・・分かんないけど」
もぉ、そういう駆け引きはいらないから!男が言わないでどうするよ!「言わなくても分かるだろ?」的な考え、止めれ!って、そんなん、ど〜でもイイ!


ぶっちゃけ、花火ってキライ。まぁ、キライというか、興味がない。無料で見れるって言われても「別に・・・」ってカンジ。
花火って、いつもはナニもない空にいきなり現れて、スグに消える瞬間芸術じゃない?そのもったいぶったようなリミテッド感がキライ。「今見ておかないと損しますよ」的な貧乏クサさ?そういうのが好きじゃないんだと思う。
あとね、存在自体は非日常なのに、日常との境界線が曖昧で、終わった途端、冷水を浴びせられたかのように日常空間に連れ戻される、あの寂寥感。今までの高揚感がドコに行ったのか?ってぐらい、モノ悲しくなるでしょ?そんな思いするぐれぇなら見に行くか!って思う。だから行ってない。
同じように子供の頃からキライだったモノがサーカスね。サーカスも終わった後、すげぇ寂しくなるでしょ?客電が点いて、テントん中が明るくなった瞬間、一気に夢から覚める。昔、後楽園にサーカスを見に行ったんだけど、始まる前に列に並んでる時の興奮と、水道橋から総武線で帰る時の電車ん中の悲しい気持ちしか覚えてねぇ。もぉ、ホントにキライ。でも、サーカスの方がまだイイよ。テントっていう閉じた空間があるからね。テントから出たら、いつもの日常空間に戻らなきゃならないって区切りがつけられる。花火は、それができないから、なんとなくイヤなのよねぇ。
以前新潟に住んでいた時も、信濃川花火大会がベランダから見えるトコに住んでたけど、1発2発は見るのよ。新潟って全国でも有名な「ドデカい花火を上げる県」だからね。でも、見たとしても「あぁ、やってるな」って程度の感想な。「わぁ〜、キレ〜イ」とか全くナシ。後はドンドンとただうるせぇだけ。しょうがねぇから、全然興味もねぇのにTVでプロ野球中継見てたわ。


しかもよ、うちのマンション、以前はリビングから海が見えたのよ。それが狙いで買ったトコもあんだけどさ。
朝起きて、まずリビングのカーテンを開けるのが楽しみだったんだけど、数年前に目の前にワンルームの賃貸マンションが建ちやがってな。それも、うちと同じ9階なの。賃貸だから若干低いんだよ。丁度、以前水平線があったトコロぐらいがマンションの屋上でさ。ギリで海が見えなくなってんの。まぁ、しょうがねぇっちゃしょうがねぇんだけどさ。ショックでなぁ。つまり、幕張の浜で花火を上げても、低い花火だと見えないんだよねぇ。って、そんなに見る気もミルキーもないからイイんだけどさ。
まぁ、結局は最初の数発を見ておしまい。


あぁ〜あ。オレが高校生ぐれぇの頃から開催して欲しかったなぁ。当時好きだったあの娘を誘って見に行ったのになぁ。って、そんなにテンションが高い娘じゃなかったけど。そしたら、もっと花火が好きになってたと思うわぁ。・・・イヤ、待てよ。当時、男子校に通っていたToo Shy Shy Boyのオレが、花火大会だからって積極的になれたとは到底思えん。いろんな手ぇ使って、あの娘を誘ったはイイけど、結局はナニも言えずに「楽しかったね。じゃあ、またね」ってパターンだな。想像の中のオレなのに、自己嫌悪。そのショックで、二度と花火大会に行く気にならんかったろうなぁ。うん。今のオレ、選択は間違ってない。No More 花火大会!