救命講習(きみまろ風味)を受けました。

Facebookを始めたコトは既にお伝えしたとおり。でもナニが面白いのか全然分からないTARです。
積極的に友達探しなんてしてねぇけど、余計なお世話で「知り合いですか?」って出てくる人ん中で、プリクラ写真を自画像にしてる女の、目が異常にデカくてキラキラしてる写真、アレ、なんか無性にムカつく。


昨日、会社主催の救命講習を受講。大阪時代から受講の機会はあったもののタイミングが合わず断念した経緯があるだけに、是非とも参加したかった。だって、人命に係わる知識だからねぇ。知ってる/知らないで状況が大きく変わってくるんだから、この機会は逃せなかったのよ。
さて、講師は公益社団法人東京防災救急協会から2名の方においでいただきました。
講師の先生は、既に現役の救急隊員を引退されたという方で、日々、様々な場所で講義しているだろうからか、えれぇ早口だけどシャベリが小慣れてる。
「心臓ってどのくらいの早さで動いてるか知ってますかぁ?心臓が動いてないって人、手ぇ上げてください」
「人工呼吸はしなくてもイイです。感染症の危険とかありますから。その代わり、帰ってから奥さんにはたっぷりしてあげてください」
じじぃばばぁ満載の町内会での講習とかなら大爆笑の鉄板ネタなんだろうけど、企業の内部講習では思ったよりもウケないコトを学習しなさいよ。なによりも不謹慎。コッチは真面目に受講してるってのに。って、そういう真面目さからくる固い雰囲気を和らげるための”ツカミネタ”かと思ったら、みんなが積極的になっても全然やめないの。アレ、クセになってんな。そういう”きみまろテイスト”のネタをちょいちょいブッ込まれながらの3時間。


さて、救命行為で一番大事なのは「素早い対応」です。
倒れた人を発見したら、まず周辺を確認して安全の確保。倒れてる人の意識や反応、呼吸の有無を確認し、スグに救急車の手配。その後、AEDがあるならAEDで電気ショック。直後から胸骨圧迫による心臓マッサージを1分間に100回のペースで続ける。これだけで生存率が格段に上がる。AEDがなくても、まずは胸骨圧迫さえしときゃイイらしい。痛けりゃ反応するだろうし、ってさ。
2009年の東京マラソン松村邦洋が参加した際、スタート地点から15kmで急性心筋梗塞で一時心肺停止になったんだって。その時、救護班のAEDで心肺蘇生して意識を回復したらしいんだけど、現場では2回も電気ショックをしたんだって。
そういうイベントん時はボランティアがいっぱい居るから素早い救護活動が行われるけど、一般人が日常生活で、いきなり急性心筋梗塞になったら、果たして、どれだけの確率で生存できるんだろう?どれだけの人が素早い救命処置を行えるんだろう?日頃から意識してないと難しいわな。


で、ちょっとビックリしたのが、AEDって止まってる心臓にショックを与えて動かすコトが目的じゃないんだって。いくらAEDを付けても止まってる心臓には反応しないんだと。どういうコトかっていうと、AEDってのは心臓の変則的な動きを止める装置。普通じゃないくらい早い動きやブルブルと震えるだけの動きをリセットするために、1回止めちゃう装置なんだってさ。だから、その直後から心臓マッサージをしないと帰ってこれなくなるから、絶対にAEDと心臓マッサージはセットで行うコト!コレ、超重要。


今回の講習で、オレも人形を使って胸骨圧迫による心臓マッサージや、マウスピースを使った人工呼吸も体験したんだけど、果たして、実際の現場でとっさに行えるかどうかは甚だ心配。「一度でもやったコトがある」といういささか弱い自信を頼りに生活するしかねぇな。
あとは、こういう講習の重要性を広く知らしめるべき。いざ自分が倒れた時、周りの人に頼らざるを得ないんだから、自分だけ講習を受ければイイんじゃなく、周りの人にも受けてもらうコトが肝心。そうやってお互いがいざという時に助け合えるようにならないと、これからの超高齢化社会では生きていけないかも。
機会があれば、是非積極的に参加してください。ちぅか、しろ!