本もそのうち「歴史上のモノ」になっちゃうのかも

So-netの新しいサービス『NURO』のCM。男は瀧ってスグ分かったけど、女は誰だ?って、毎回毎回食い入るように見てたけど分からず。結局、ネットで調べて誰だか分かったけど、全然知らない若手の女優さんだった。もぉ名前も忘れちゃった。永井豪マニアのTARです。


街の書店が相次いで閉店しているとの話題。
PCやスマホでポチリと注文すればスグに届くネット通販や、KindleiPodといったタブレットで本を読む習慣が定着しつつあるコトに圧されて、実店舗が閉店に追い込まれているとのコト。
30年ぐらい前に、大規模スーパーの進出で街の小さな商店街の灯りがどんどん消えていったのと同じような状況。本好きとしては淋しい限り。


ちなみに、世間一般、巷の人々は、週にどのくらい書店に行くんだろう?
オレは、週3日ぐらいかなぁ。行く時は2〜3軒をハシゴするから、頻度で言ったら結構行ってるよ。ただ、行ったら毎回で買うか?って言うと、毎回は買わないなぁ。どっちかっていうと新刊や話題の本、雑誌の情報収集が目的になってるかな。例えば、映画やTVの情報誌が軒並み表紙に松潤や樹里っぺを使ってると「あぁ、映画がそろそろ公開なのね」とか、そういうカンジ。昔は目に付く本は手当たり次第買ってたけど、もぉ置く場所がねぇから自制してる。事前に買うモノを決めてから行った時だけ買うってカンジかな。ちぅかよ、本屋に買いに行った時に欲しい本が売ってねぇってのが一番クソだよな。ちょっと前に紹介した「カフェで(長ぇから略)」ってマンガはホントに探したよ。ドコに行っても売ってねぇんだもん。だから結局はネットで買ったよ。その方がストレスが少ないのは事実だね。
もちろん本屋だって商売だから、売れる本は多く仕入れて売りたいし、大して売れない本は、在庫として抱えて邪魔になるより仕入れない方がマシってコトなんだろうけど、でも、それを言っちゃうなら、巨大な在庫を抱えるAmazonには絶対に勝てないって自覚してるコトだよな。そりゃあ潰れるのは自明の理だろ。


ただ、書店の楽しさ・面白さって、自分が今まで知らなかった世界を見せてくれるコトだと思うんだわ。
例えば、目的もなく本屋をブラブラしててさ、壁に人気の小説ランキングなんて貼ってあると、つい見ちゃうよね。今、どんな本が売れてるの?って。で、タイトルが面白そうだったり、表紙が良さそうだったりすれば、スグに手に取ってペラペラとページをめくれる。それで面白そうなら、そのままレジに持って行くし。平積みの手書きのポップも我々にとっては重要な情報源。自分が聞いたコトがない書名や作者名でも、書店員が相応の熱量をもってリコメンドしてるなら「どれどれ?」って見ちゃうもん。この手軽さはネット通販にはない。Amazonでも”立ち読み”と称して最初の数ページを眺めるコトができる程度。そこは実物には敵わない。


「実店舗が頑張ってない」なんて言うつもりはサラサラないのよ。
サブカルクソ野郎御用達「ヴィレッジ・ヴァンガード」なんて、本の並べ方だけでもワクワクする店舗作りをして、独自の路線で集客してるし、大阪に居た時は、丸善ジュンク堂がタッグを組んで、ビル1棟丸々『MARUZENジュンク堂』として週刊誌からレアな専門書まで取り揃えてくれてるのは非常にありがたかった。ただ、各社が様々な企業努力をして集客している中で、やはり怠慢と言うべき本屋もあるワケでさ。この前行った某大型書店の話。前述の「カフェ(略)」を探してる時、店内の検索機では、サブカル系の棚に2冊あるコトになってるのに、いくら探してもない。さすがに店員を呼んで探させたけど、結局ない。もぉ在庫管理すらしっかりできてねぇってコトだわね。たまたまの話だとしても、オレにとっちゃ、その1回がNGだったってコトだけで2度と行かない書店になった。


今後はさらに電子データによる図書の配信・販売が加速化すると思う。場所は取らない。劣化もしない。購入するのに時間もかからない。イイコトづくめじゃん。
紙媒体の本を買う人なんて、単なる紙好きか、唯物論者しかいなくなると思う。オレは、そのどちらでもあるんで、これからも買い続けるんだろうなぁ。