結局、雑誌は買っちゃうの巻

今週は、新潟の米ドコロ南魚沼市に出張。オッサン8人のパーティでちょっとした慰安旅行気分。
普通、会社の人間だけで8人も居ると、多少は”イケ好かないヤツ”が居てもおかしくないのに、メンバーに恵まれて、最高にリラックスした出張に。しかも、日本酒が美味いトコロですから、おのずと夜は酒盛りになりまして。いやぁ、飲んで食っての大満足。(もちろん、昼間は仕事してますよ)美味いモノを食べ過ぎて栄養を取り過ぎたのか、お陰で今日になってニキビが出たり。はぁぁ。疲れたわぁ。主に内臓が。


で、年齢もバラバラの8人ですから、話題もアッチ行ったりコッチ行ったり。オレのiPhoneから小粋なJAZZを流しつつ、ズルムケのド下品な猥談とか。アンバランス。
そんな中、意外にみんな『あまちゃん』を観てなかったという話題に。あんだけ話題になってりゃ、なんとなく話は知ってるって程度で、ガッツリ観てたのはオレだけだった模様。そっかぁ。そんなモンかぁ。朝ドラなんて、よほどのきっかけが無けりゃ「観よう!」って思わないモンなぁ。なんて思ってたら、今日、本屋で新創刊の雑誌を発見。『MEKURU』だって。表紙&特集はクドカン。『あまちゃん』観てない人にとっちゃ、クドカンなんて興味なかろ?それも、デジタル化の波に押されて、雑誌が次々と休刊・廃刊になってる出版不況の今、あえての新創刊。しかもクドカン表紙。どんだけ漢気出してんだよ!(←編集長、女性!)


MEKURU VOL.01 (宮藤官九郎)

MEKURU VOL.01 (宮藤官九郎)


とは言え『あまちゃん』の記事は少なく、今までのクドカンの仕事、舞台の演出や脚本・映画の脚本や監督といった、本来のクドカンのテリトリーに関する話題。特に、次の舞台『高校中パニック!小激突!!』がメイン。綾小路翔佐藤隆太(マスター)、勝地涼(前髪クネ男)といった出演者のインタビューもあり、なかなかのボリューム。また過去のクドカンのドラマに数多く出演している長瀬智也のインタビューもあったりで、う〜ん、この雑誌、ドコがメインターゲットなんだろう?ってカンジ。体裁はオシャレなの。シャレオツなの。でも、出てる人のチョイスが妙に偏ってて、サブカル臭を拭えてない印象。中途半端。『QUICK JAPAN』程じゃねぇってトコか。もぉ、全体的に偏差値が低い田舎の高校の文化部(部員が5人しかいないような合唱部?)が、ちゃんと部活動せずに部室でペラペラとページをめくりながら、「あ〜、コレ、面白そうだよねぇ」って言ってそうな雑誌って言えば分かりやすいかな。ガッツリのサブカルじゃないの。ちょいサブカルなの。「蒼井優ってカワイイよねぇ〜?」「えぇ〜?なんか性格悪そうじゃない?」「そっかなぁ?でも、こんだけカワイイとなんでもアリじゃない?」「だからぁ、自分がカワイイって知ってる風なカンジがイヤ!」「でもアンタ、フラガール観た時、号泣してたじゃん」「アレはストーリーが良かったから!」とか、ジャージの女子が言ってそう。・・・って、そんな雑誌、40超えたオッサンが買うな!って話なんだけどさ。


ちなみに、クドカン特集だってのに、脚本提供に関しては全く記事になってねぇのが完全に片手落ち。来年春に再始動を開始する「ねずみの三銃士」(生瀬勝久古田新太池田成志)のために書いた『鈍獣』『印獣』や、12月にDVDがリリースされる勘三郎のために書いた歌舞伎『大江戸りびんぐでっど』なんて、かなり大きな仕事だと思うんだけどなぁ。って、そこまでマニアックな雑誌じゃねぇトコも中途半端さに拍車をかけてるのかも。うん。


前述のとおり、不況の波をモロに受けてる出版業界ですから、是非、手に取っていただければ、第2号に繋がりますので。ちなみに、第2号は来年春だそうです。遅っ!