いつか食べたいカバの肉

今年の漢字は「輪」だってよ。見た瞬間「りん?」って読んだTARです。「わ」だっつの!オレ個人の今年の漢字は「転」かな。公私共に大きな転換期だったから。転勤で引っ越しもしたしね。性転換もしたしね。してない。本厄だったっちぅのに、全然ネガティブな年ではなかったな。というより、相当イイ年でしたよ。ね〜?(←誰への同意を求めてる?)


ところで、そんな年末の話題とは程遠いストック記事でお茶を濁すオレ。なぜなら、ネタがないから。


うちの娘は中1なんで、もぉ全然面白くないんですが、子供の社会性が出る前、幼稚園に入る前ぐらいまでに『ウソ』を教えると、結構な歳になるまで信じ込んで育つよね?具体的には「キクラゲはペンギンの肉」とか「マトンはカバの肉」とか。もちろん、冗談で済む範囲でね。オレ自身、どういう経緯なのかは分からないけど、かなり大きくなるまで「マトンはカバの肉」だとず〜っと思ってた。オレん家は両親ともに西日本出身のため、ジンギスカン料理のような羊の肉を食べる習慣が無いまま育ち、大学に入ってから北海道出身の同級生と喋ってて、ジンギスカン料理の話をした際、どうにも話が噛み合わない。
「昔は肉の加工技術が発達してなかったから臭いマトンもあったみたいだけど、最近はそんなコトもなくなってるから美味しいよ」
「あぁ、アフリカとかで加工されてから空輸するんだもんな。マトンって」
「ん???(アフリカ?え?どゆコト?)」
多分、20歳ぐらいまで本気でそう思ってたように記憶してる。だって、食ったコトねぇんだもん、ジンギスカンなんて。でも、ラムは子羊の肉(ラム≠空飛ぶ鬼っ娘)ってのは知ってたっちゃ。ただ、刷り込みってのは恐ろしいモンで、マトンと言えばカバだと思い込んでるから「マトン=カバ=アフリカから輸入する」っていう思考フローに陥っちゃってるんだね。だから、今でも「マトン」って言葉の響きから想像するのは「カバ」のビジュアル。水辺で尻尾振りながらウンコブリブリーッて。もちろん「マトン=羊」ってアタマん中では分かってるのよ。でも、言葉だけだと完全にカバのルックスしか思い浮かばないのよ。たまにクルマで走ってる時に、道路沿いに「ジンギスカン」ってノボリを立ててる焼肉屋とかを見ると嫁が言うんだよ。「あっ!カバのお肉が食べれるお店があるよ!」アホかぁ!


ただ、あまりヤリ過ぎると親が苦笑いするような事態が発生するコトもあるんで気を付けてね。ちょっと昔に『演劇弁当 猫ニャー』という劇団があり(既に解散)、その劇団名の響きが好きだったオレが、娘が小さい頃、公園とかで猫を見つける度に「あっ!ねこにゃ〜が居るよ!ねこにゃ〜!」って言ってたのね。それを聞いていた娘が「あぁ、あれは”ねこにゃ〜”という生き物なんだ」と覚えたらしく、幼稚園の入園試験の面接時に、動物の絵本を見ながら「コレはなぁに?」「キリンさん」「お馬さん」って答える試験で、猫を指されて「コレ、なぁに?」と訊かれて、間髪入れず「ねこにゃ〜!」と答えた時には、嫁と二人で苦笑しか出なかったわ。「そうねぇ、ねこさんだねぇ〜」って保母さんも答えてくれたけど、内心どぉ思われてたのか。あ、その幼稚園は抽選で落ちましたが。さすがに3歳ぐらいの話だから、当の本人は覚えてないけどねん。子供のトラウマにならない程度で、お試しあ〜れ♪(ヒドい親!)