初人間ドック!ワンワン!

気が付いたら、もぉ2月だって。ボケボケするのもイイ加減にしろって話なんだけどさ。全然更新してねぇしな。記事は書いてるんだけど、メンドくさくて。iPhoneから原稿を送るのがメンドくさい。それを校正して、改行を修正して、アップするのがメンドくさい。記事を書くのは好きなの。だからお蔵入り記事が溜まっていくのよね。ごめんなさいね。


先週ね、朝イチから人間ドックに行ってきたのね。人生初人間ドック。とりあえず、オレ的に今年初の大型イベント。朝メシ抜いてペッコペコながら、ウッキウキで行ってきたナリよ。とは言え、概ね通常の健康診断と同じだわね。受付で事前に採取しておいた尿と便を提出して、ジャージみてぇのに着替えて、身長・体重、視力・聴力、血圧、採血、レントゲンって、よくあるパターン。ただ、人間ドック専門の施設だからゆったりしてる。静かにジャズが流れてるし、スタッフ(全員女性!)が至るトコロに立ってて案内してくれる。健康診断みてぇにセカセカしてない分、知ってる検診でも丁寧に説明しながらやってくれるから楽しい。施設自体が新しいってのもあるんだけど、こういうトコロにも「日本のオ・モ・テ・ナ・シ文化」って如実に現れるね。ホスピタリティ。で、問診。女医(≠JOY)さんに聴診器で腹と背中の音を聴かれた後、顔や腹、足を触診されて「異常はなさそうですね」って。その触診も、下腹部の根っこ(?)ギリギリ部分や股関節部分まで攻めるから、コレがなかなかデンジャラスな刺激。正直、ヘアーが生えてるトコですよ。女性にそう簡単にはお見せしないゾーンも容赦なく指先でグイグイ押してくるのよ。ベッドに横になる時に看護婦さんに「少しヒザを立ててください」って言われた意味が分かったね。アレ、そのまま真っ直ぐに寝てたら、一部分だけが妙なコトになってたと思うわ。


一通りのルーチンが終わって、次のエコー診断がドキドキしたわよ。若い女性技師とカーテンで仕切られた薄暗い中で二人きり♪ベッドに横になって、腰骨辺りまでズボンを下ろして、腹にヌルヌルするゼリーを塗られてセンサー的なモノでグリグリされる。コレはコレで「そういうプレイ?」ってカンジ。で、左右の脇腹もグリグリされるんだけど、女性技師がオレに覆いかぶさるように手を回してグリグリするから妙に密着。しかも「下腹部、失礼しま〜す」って、恥骨の上辺りまでゼリーを塗られてグリグリ。触診に続いて、またもやアグレッシブに責められるオレ、しかもゼリーのヌルヌルがまた!『ぺぺ』?(←分かる人だけ分かればイイ)彼女は仕事だから毎日やってて慣れてるんだろうけど、コッチはそんなトコまでグリグリされるの初めてだから、心の中で「オイオイオイ!」って。それから「ウォウウォウウォウ!」となり、最後には「イェイイェイイェイ!」って。・・・ウソ。で、最後に「ハイ、終了です。アタマの上にペーパータオルがありますので、よく拭き取ってください」との言葉を残して女性技師退出。あまりの事務的な言葉に「オゥ!ビジネスライク!」って思ったね。「塗るだけ塗って、拭いてくれないのかよ!」と。一人残され、薄暗いベッドの上でヘアーに付いたゼリーを拭いてる時、なんでか分からないけど、ちょっとだけ泣きそうになった。「・・・実家、帰ろうかな・・・」って。・・・ウソ。


あと、初MRI海堂尊の小説『バチスタ』シリーズを読んでる人なら分かると思うんだけど、作中に「ガンガン魔人」ってのが出るのね。実際にはMRI技師のコトなんだけど、入院中の子供たちから「ガンガン魔人」って呼ばれてるの。オレ、全然意味が分からなかったけど、今回分かったわ。MRIってベッドに寝たまま狭いトンネル状の中に入るんだけど、作動してる時にかなりの大音量の音が出るのね。ガンガンガンガン!って。大規模な工場か工事現場くらいの騒音。だから事前に耳栓的なモノをするんだけど、それでもかなりうるさい。あぁ、コレがガンガン魔人の由来ね、って。でも、規則的にガンガン鳴るから、意外にノレる。反復音楽?ダンスミュージックじゃん。インダストリアルノイズミュージックも聴いてた人間としては、それすらも音楽に聴こえちゃってね。脳内で別の音を補完して勝手に盛り上がってた。20分ぐらいず〜っと動かずに居るんだけど、身動きも取れないのに、アタマの真上で耳障りな騒音を聞かされて、人によってはかなり苦痛なんだろうなぁ。オレはかなりリラックスしてたけど。途中、数分フワ〜って寝ちゃったし。


で最後に、胃カメラ内視鏡。技師は結構年配の男性。ココに来て初めて見る男性。今まで女性ばっかだったから、逆に安心しちゃったよ。タオルが敷かれた枕に横向きに横臥したら準備完了。親指ぐらいの管をノドからブチ込まれて、知らず知らずのうちに涙&ヨダレが。事前にノドの麻酔をしてるとは言え、条件反射的にエズくカンジ。それでも技師の手は止まらず、ドンドン奥へと管を送っていく。さすがに先端が胃に到達したら、大分ラクにはなったけど、定期的にエズく。自分の頬をヨダレがダラダラ流れていくのが分かるぐらい。しかも、胃の中で内視鏡がグリグリ動いてるのが分かるのよ。映画『エイリアン』みたいなカンジ?カラダの内側で異物が動いてる。不思議。その間、看護婦さんがオレのカラダの上に掛けたタオルの上からず〜っと背中をさすってくれてた。こういうのって、ありがたいなぁ。で、必要な画像が撮れたらしく「はい。ゆっくり抜きま〜す」って。抜く時も結構キツい。オエーッって。オレ、内視鏡は2回目だけど、こんなにキツかったっけ?って。涙とヨダレでベチョベチョになった顔で上体を起こしたら、背中をさすってくれてた看護婦さんが「ハイ。上手でした〜♪」って。え?オレ、褒められてるの?と言うか、胃カメラ飲むのに上手/下手があるの?そんなコトで褒められても嬉しくないやい!


ってなカンジで、予定では3時間程度かかるってコトだったのに、1番目にエントリーして効率良く回ったからか2時間ジャストで終了。10時過ぎには服を着替え終わってた。ただ、胃カメラ飲む時のノドの麻酔が効いてるから、飲食できるのは1時間後だって話。オレ、ネット予約時の記載情報「食事:あり」から、昼飯も出るモンだとばっかり思ってたけど、受付の女性もそんな素振りも一切なく。まぁ、良く良く考えりゃ、胃カメラ飲む前にメシなんて食わないし、飲んだ後スグにメシなんて食えねぇわな。オレの早とちりか。む〜ん。結果は2〜3週間後に送られてくるって話だから、それまではお楽しみってコトだな。人間ドック、やったコトない人、是非一度体験するのも面白いよん。