滑るのはリンクやゲレンデだけで十分

人間ドックの検診結果が送られてきました。総じて「酒の飲み過ぎ」とのコト。総ビリルビン値が高めで、このままいくと肝機能がヤラレる的な診断。それを焼酎を飲みながら読んでたTARです。


この週末、関東は完全にマヒ状態。主要な交通手段が完全にダウンすると、都市ってのは一気に脆弱性を露呈するね。慣れてねぇから分からないのか、ただアタマが悪いのか、ハイヒールで雪道を歩いてる若いオンナとか居るし。って、逆にヒールが雪に刺さって歩きやすいってコトかも知れないけど。それでも、関東地方ではまずあり得ないくらいの雪が降ってんだから、外出を控えりゃイイのに。それでコケてケガしたら元も子もねぇのにな。オレはず〜っと録画しておいた連ドラ観たり、ベースの練習したり。有意義だったかどうかは別の話。


で、夜になって、うちのマンションの下で救急車が来てたんで、タバコを吸いながらベランダから見てたのね。そしたら、親切な誰かが道路の雪を端に除けたために通行可能な道路の幅が狭くなってクルマがすれ違えなくなってて、端に寄って救急車を通してあげようとしてる一般車両もガッチガチに凍った雪の轍のせいで端に除けられない。バックするコトは出来たんだけど、延々と数十メートルをバックするにはちょいと面倒っていう状況。救急車は多分スタッドレスタイヤを履いてるんだろうけど、そのままちょっとだけ待って、一般車両が端に寄ってくれるのを待つか、バックして別のルートにするかを決めあぐねてる様子。救急車のサイレンと一般車両の後輪が空回りするウィーン!って音だけが空しく響くなか、それを聞いてたのか、目の前のパチンコ屋から店員らしき人が出てきて一般車両を押してなんとか救急車が通っていった。さすがにオレはマンションの上から見てたんで、手伝いに下に降りていこうかを悩んだけど、とりあえず早急にコトが解決して良かったわ。


それにしても、雪の影響で緊急車両が通れなくなるのは問題。しかも、雪の轍にタイヤを取られた一般車両が立ち往生して通れないなんて言語道断。多分、走ってるクルマも「ノーマルタイヤでも走れるべ?」ってな甘い考えで、チェーンも着けずに走ってたんだろうな。国道とかの交差点で信号を止まり切れずに横滑りもしくはスピンでもして、死ぬような恐怖を味わえばそんな甘い考えもなくなるんだけどねぇ。オレは新潟でそれを経験してるから、絶対にノーマルタイヤで雪道を走るような自殺行為は出来ねぇわ。


そんな話をタバコを吸いながらしてたら、ある人が「今の若い子って、オレらの若い頃と違ってスキーとかスノボとか行かねぇから雪道の怖さが分からねぇんだよな」って。うぉ!なるほどね!このご時世、オレらが若い頃のように猫も杓子も「スキー好き〜」なんて言わねぇもんな。昔はスキー板やボードを抱えて、駅前に集まってるヤンググループを見かけるコトもほぼ皆無。そんな金のかかる遊びをするくらいなら、カラオケやボーリングに行くってのな。一見ムダに思える若い頃の遊びでも、なんらかの経験値として蓄積されるモンだなぁ。高速に乗る手前の非常駐車帯でジャンケンで負けたヤツが雪ん中でチェーン着けたりしたモンなぁ。中に居るオレらゲラゲラ笑って見てたわ。そう考えると、不景気のドン底に居る今の子って可哀想だね。親父の稼ぎが少ないから、小遣いも少ないだろうしな。自分で稼いだバイト代もどぉせスマホ代とゲーム課金に消えちゃうんだろ?スキーなんて行ってる経済的な余裕がねぇわな。そんなんだもん、雪道の怖さを知る機会なんてあるワケぁねぇわ。よっぽど雪国で育って、実家の軽トラをブイブイ言わせてたとかなら話は別だけど。とりあえず、今の高校3年生は滑らずに無事大学生になったら、是非スキーでもスノボでも、思う存分滑りまくって欲しいわな。その経験が社会人になった時に役に立つコトがあるかも知れないからね。