気ぃ付けるのはインフルエンザだけじゃねぇぜ、奥さん

え〜っと。
感染型急性胃腸炎ってモノに罹りまして、年度末を控えたこの忙しい時期に会社を2日も休んだTARです。お陰で痩せました。


水曜の夜、自宅で日本酒で晩酌をしてたら、どうにも酒が進まない。別に体調が悪いワケでもないのに、何故か酒が飲めない。飲みたくない。いつもなら四合飲むところが、一合でやっと。それでも二合入る徳利に入れちゃったんで「なんだか酒が美味くねぇんだよなぁ」なんて言いながら残りをイヤイヤ飲んでたけど、最後のぐい呑み一杯が飲めない。いつもならそのぐらいグイッて飲んじゃうのに、その夜だけはそれすら出来ず、仕方なくシンクに流した。その頃からナニか体調がおかしいコトに薄々感づいてたのか、9時半にはベッドに入ったのね。で、そのまま寝入って、ふと目が覚めたのが3時ちょい前。ホントに吐く寸前で目が覚めたってカンジ。急いでトイレに駆け込んで吐いて。ビックリした。外で結構な量を飲んで帰ってきて、夜中に目が覚めて吐くコトはあったけど、それ程の量を飲んでもないのに吐くか?オレ!って。それでもアタマのどっかで「まぁ、どっか調子悪ぃんだろうな。あと3時間寝りゃ治るべ」なんて思ってた。そのままベッドに戻って、ウトウト〜ってしてたら、またいきなりの吐き気。またトイレ直行。ベッドに戻るとさっきから1時間も経ってねぇ。早く寝ねぇと!と思いながらベッドに横になると、今度は強烈な腹痛。またトイレにダッシュ。上から下から、かなりの水分が排出されてクッタクタ。水分を摂ろうと水を飲んで横になったら、今入れたばっかりの水分が逆流。またトイレに。横になると内臓が動くからか、下痢か嘔吐のどっちかが発動。そんなコトをしてるうちに、いつの間にか時計は6時。とりあえず起床し、歯を磨きながら冷静に考える。「オレ、昨日、そんなに飲んだっけ?」「イヤ、飲んでない」「じゃ、ナマモノとか食べた?」「イヤ、食べてない」「じゃ、なんで?」なんて考えてるだけで吐き気。またトイレ。次第に吐くモノは胃液だけ、尻から出るモノもほぼ水という状態に。起きてきた嫁も娘も平気な顔をしてるってコトは、食中毒じゃねぇってコトで、まずは一安心。あとはウィルスしか考えられねぇ。ただ、夜中に起きた頃はまだ平気だったのに、徐々にカラダがダルくなってきて本格的な調子の悪さを自覚して、熱を測ってみたら37.5度。「あぁ、こりゃあ会社ダメだぁ」って。まぁ、出社を諦めたからって治るワケでもねぇんだけどさ。ただ、脱水症状が怖いんで、急いでポカリを買ってきてもらってちょっとづつ飲みながら水分補給するけど、排出量に追いつかないってのが現状。ちなみに、足を伸ばしてるのに妙にピリピリと痺れてたら、脱水症状になりかけの状態だから気をつけろ!


昨年の4月に風疹になった時も地獄だったけど、今回もかなり過酷な戦場だったわぁ。やっぱり嘔吐と下痢が定期的に襲ってくるってのは1秒たりとも気が抜けないって意味でも消耗する。もちろん、吐くのも体力を消耗するけど、ダルさMAXの状態でも合図がしたらトイレに駆け込むってのは、思ってる以上にツラいコトだというコトをココで訴えたいのですよ、ワタクシは!ってなコトで、水分を熱燗のようにチビリチビリと舐めつつ、多少下痢と嘔吐の波の間隔が長くなるのを待って、午後から病院へ行くコトに。ホントなら、うちのマンションの真ん前のビルに胃腸科専門医が入ってるんだけど、生憎の木曜定休。仕方ないからちょっと離れた内科へ。この時期、インフルエンザも怖いから、キチンと医療機関でお墨付きを貰っておかないと、会社にも迷惑がかかるからね。午後の診療が3時からだったんで、ちょっと早めに着いたモノの、待合室は年寄でいっぱい。コッチは熱で朦朧としてるわ、吐きそうだわで、ベンチに座ってるのもやっとなのに、前に座ってるババァ二人組、雑誌を読みながらペチャクチャとお喋り。病院の待合室コントってホントにあるんだな。「あの人、最近見ないわね」「なんか調子悪いらしいわよ」「あら大変ねぇ」本人達、そんなコト意識してねぇんだろうけど。1時間程待って、やっと順番が回ってきて、診察室へ。丸イスに座り、症状を訴えると「カキとか生モノも食べてないんでしょ?じゃあ、アレだ。年末ぐらいから流行ってるんだよねぇ、ウィルス性の急性胃腸炎。ホラ、”ノロ”とか”ロタ”とか聞いたコトあるでしょ?」まぁ、そんなこったろうと思って来てんだけどね、コッチも。インフルエンザじゃねぇコトだけでも確認が取れりゃ用はねぇんだわ。一通りの問診が済んだ後に、先生から「いくら水分摂ってもスグに吐いちゃうなら点滴でもしてく?」の一言。正直、今スグにでもトイレに駆け込みたいトコだったけど、オレが返事する前に「え〜っとね。×××(多分、クスリの名前)を200ね」と看護婦さんに指示。で、勝手に「じゃ、お大事に〜♪」って診察終了。そのままコートを持って、ベッドの並んだ別室に案内されて、言われるがままに点滴スタート。「約1時間ぐらいかかりますんで、寝ても構いませんが、針が刺さってる方の腕は絶対に曲げないでくださいね」って。そんなコト言われた上でも爆睡できるようなヤツ、病院なんて来ねぇっての。眠ってるのか起きてるのかギリギリの朦朧とした意識のまま、管を落ちる点滴を見てるうちに1時間なんてスグに経ってた。看護婦を呼んで針を抜いてもらい、会計をして、処方箋をもらって病院を出て、そのまま隣にある薬局へ。医者の話では、吐き気止めと整腸剤、熱冷まし、あと経口補水液が出てるらしい。薬剤師からの説明では、整腸剤は食前に1錠、吐き気止めは食後に1包って言うけど、そもそもナニも食えねぇのに食前も食後もねぇっての!「じゃ、適当な時間で飲んでいただいて結構です」超アバウト!結局、木曜日・金曜日はポカリと経口補水液OS-1だけしか口に入れてねぇ。あ、あとクスリか。土曜日になってから、やっと吐き気と下痢が治まってきたんで、食事もお粥ぐらいから食べられるように。このままこんな食生活してたら、相当痩せるべな。それはそれでイイか。